嫁姑問題はできれば避けたいものですが、相手によってはなかなか難しいこともあります。これはマウント姑の嫌がらせに苦労した、筆者の友人・S子から聞いたエピソードです。
ある日の食卓
ある日、姑から急に「今日はうちで夕飯を食べなさい」と連絡が入りました。嫌な予感はしていましたが、義実家へ行くと案の定、食卓の上には見たこともないような豪華な料理がたっぷり!
舅と夫が帰ってくるのを待って、食事が始まりました。「今日はごちそうだね」と夫は大喜び。そんな楽しいひと時をぶち壊すかのように、姑がいきなりこんなことを言い放ちました。
「これは〇〇よ。貧乏人にはわからない味かしらねぇ?」
変な味
普段は舅や夫がいないときに嫌味を言うことが多いのですが、この日はなぜかみんながいる場所で急にマウントをとってきた姑。舅も夫も一瞬顔をしかめましたが、特に何も言わずに食事は続きました。
すると、舅がある料理を口にした瞬間、「おい、何だこれ! 変な味がするぞ? 傷んでるんじゃないのか?」と言ったのです。
どうやら姑は買ってきた料理を味見もせず、そのまま食卓へ出していたようなのです。舅が料理の入っていたパックを確認すると、消費期限を5日も過ぎていました。
思わぬ人物の逆襲
このことに舅は激怒!「△△ちゃん(私)にくだらない見栄を張る前に、安全なものを出せ!」と席を立ってしまいました。夫も「味見はしないとねぇ……」と呆れ顔。
私にマウントをとることだけに気を取られていた姑は、夫にも息子にも呆れられるような失態を犯してしまったのです。
その後、姑が私に対してマウントを取ってくることはなくなりました。でも私の中に良い印象は残っていません。これからは適度な距離を保ってお付き合いしていこうと思っています。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K