嫁姑問題はできれば避けたいものですが、相手によってはなかなか難しいこともあります。これはマウント姑の嫌がらせに苦労した、筆者の友人・S子から聞いたエピソードです。
マウンティングばかりの姑
私は一般家庭で育ちました。裕福ではありませんでしたが、両親・妹と一緒に楽しい生活を送れていたと思っています。
夫の実家は自営業で、かなり手広く商売をしていました。経済的にも裕福で、姑は私の実家との経済格差をことあるごとに嫌味ったらしく言うような人でした。
私の実家は市営団地なのですが、「自分の家がない人なんてこの世に本当にいるのねぇ」と言われたことが始まりです。私の両親が送ってくるお中元やお歳暮などに「こんな安い物を嫁ぎ先に送るなんて……」と言ったり、私と夫が普段食べているメニューに「さすが貧乏人は節約が上手ね」などと散々な言われようでした。
嫌がらせのような食事
義実家で夕飯を一緒に食べるときには、さらにマウンティングが加速しました。高級食材や珍味といわれているものばかりを出してきて、「食べたことある?」「食べ方はわかるかしら?」などと嫌味を言ってくるのです。
舅や夫がいるところではあまり露骨な嫌味は言ってこないので、2人はあまり気にしていないようでした。ですが私は姑に実家のことを悪く言われるのが、たまらなく嫌だったのです。