義実家での年越しはただでさえ気を遣うもの。筆者の知人Aさんは、義実家で年越しをすることになり緊張していたところ、その緊張が吹っ飛ぶ事態になったそうです。そこに招かれていたのは、なんと夫の元カノ! この困った状況をAさんはどう乗り切ったのでしょうか。

続く元カノの言動に

その後、義実家で過ごしていると、Tは何かとAさんに対し以前の交際経験を匂わせる言動を取ってきます。

「あ、Aちゃん。夫くんはこっちの皿なの。覚えてね」
「夫くんってデリカシーないところあるでしょ? ほんとごめんね〜」

TはAさんよりも夫のことを知っているとアピールしたいようで、何かと話しかけてきます。最初は黙って愛想笑いしていたAさんでしたが、何度目かで堪忍袋の緒が切れました。

Aさんは顔から笑顔を消さずに、Tさんの目を見て毅然と言い放ちました。

「Tさん、昔のことまで教えてくれてありがとうございます。でも、夫のことは家族の話題ですから、私たち夫婦で話しますね」 

Aさんの冷静な対応に、Tはようやく静かになりました。

もう行かない! 夫に宣言

波乱の年越しを終え、自宅に帰ってきてからAさんは夫に真剣に宣言しました。

「元カノが年越しにいるなんて、私にとっては異常だよ! これからも元カノが来るなら私は一生義実家には行かないから。私たちの関係を守るために何とかしてね」

夫はAさんの様子を見て、自身の配慮不足がどれだけAさんを傷つけたのかをようやく認識した様子。深く反省し、もう二度とTには関わらせないと約束してくれました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶