スマホは非常に便利で欠かせないツールの一つです。ただ良からぬことをしている人にとっては、時に何よりも大事になってしまうことも……。これは筆者の友人A子から聞いたちょっとガッカリなエピソードです。

思わぬ展開

「違うんだよ! 仕事関係じゃないんだ!」とイラついて不機嫌になる夫……私はこの時点で浮気を確信しました。今までのおかしな言動も、浮気を前提にすればすべて納得がいったからです。

「お風呂にもっていかない方が良いってあれだけ言ったじゃない! 仕事関係じゃないなら誰なのよ!」と私が声を荒げると「そんなことはどうでもいい! 何とかデータを復旧できる方法を一緒に探してくれないか?」と言いました。

あまりの図々しさに腹が立った私は「どうせ浮気相手の連絡先なんでしょ?」とカマをかけると、あっさり「そうだよ! 今日連絡する予定になってるんだ!」と開き直ったように認めたのです。

周りが見えていない夫の末路

どうやら夫は、データを復旧して浮気相手に連絡をすることに一生懸命になりすぎて、浮気を隠すということの優先順位を間違えてしまったようです。その後、データの復旧はできなかったものの、仕事関係や友人などの連絡先は何とか入手することができたようです。ちなみに浮気相手とどうなったかは知りません。

私は浮気をあっさり認めた夫に呆れ、別居を申し出ました。落ち着きを取り戻した夫は、自分のしでかしたことの大きさにようやく気付いたのですが、時すでに遅し。今は離婚に向けて弁護士の先生に相談をしているところです。  

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K