筆者の友人のK奈は音大を卒業後、幼稚園でリトミックの先生をしています。レッスンのときは、可愛いワンピースやフレアスカート姿でピアノを弾いていました。そんなK奈先生から聞いた園児Mちゃんとの間に起きた、とっても可愛らしいお話をご紹介します。
お遊戯会、着慣れていないカジュアルな服装で参加
ある年のお遊戯会、数日前のことです。
K奈は、園長から「担任が3人インフルエンザに罹ってしまって、お遊戯会の日にいないんですよ。すみませんが、K奈先生はリトミックの先生ですが、当日は園児の誘導などお任せしていいですか?」とお願いされました。
K奈は、もちろん園長のお願いを快く承諾。
当日はいつもと違い、着慣れていないGパンとトレーナーというカジュアルな姿で参加しました。
年長のMちゃんから、なぜかスカートを渡されて?
ピアノ伴奏だけでなく、保護者の受付や園児の着替えなどで大忙しのK奈。
第1部の最後、年少たんぽぽ組の子どもたちを並ばせ、ステージの脇でかがんで待機しているときです。
年長組のMちゃんが、K奈のもとに走ってきました。
すると「K奈先生、いっつもかわいいスカートはいてるから。ママがつくったドレスきて!」とみどり色のスカートを差し出してきたのです。
Mちゃんの提案に困っていると、少し離れたところにいたMちゃんママが「いいですよ!」と笑顔でアイコンタクトを送ってくれました。
K奈はMちゃんママに頭を下げ、戸惑いながらもスカートを穿きました。
するとMちゃんが「先生かわいい!」と大喜び!
Mちゃんの姿にK奈も嬉しくなり、発表会が終わるまでスカートを身につけていました。