友人から聞いた話です。「俺は一人っ子だから、親の面倒を見なきゃいけないんだよ!」そう言って、友人夫は多額のお小遣いを姑に手渡していたそうです。夫からせびったお金の流れを突き止めた友人がとった行動とは……?

お金をせびる姑

友人の夫は一人っ子で親思いの優しい人です。給料が入れば姑にお小遣いと称して現金を渡しています。月に数万円、多いときは10万円を超えるお金を渡していました。

姑は年金暮らしでお金がない、明日の食費が足りないなどと言い、夫にお金をたかりに来ます。友人の家はすごくお金持ちというわけではなく、友人もフルタイムで仕事をしています。夫のお金だからと放置していましたが、姑へのお小遣いがどんどん増えるので気になっていました。

姑は、年金暮らしとはいえ、定年まではバリバリ仕事をしていたので、年金がすごく安いわけではありません。舅の年金を合わせたら、夫婦で普通に暮らすだけのお金はあるはずなのです。友人は、なぜお金がそんなに必要なのか、ずっと不思議に思っていました。

一人っ子の責任

姑へのお小遣い額が増えることで、友人夫は友人との生活費をケチろうとし始めました。さすがに心配になった友人は、夫に「姑ってどうしてそんなにお金がいるの?」と尋ねました。すると友人夫は大激怒。

「そんなこと知らないよ! おふくろがお金がいるって言っているんだからいるんだよ!」
「親なんだから信じなきゃいけないだろ!」
「俺は一人っ子だから、親を守らなきゃいけないんだ!」と怒鳴ってきたのです。

自分の生活まで切り詰めて姑にお金を渡すのがどうしても受け入れられなかった友人は、モヤモヤするしかなく……。しかし、そのモヤモヤが一気に晴れる時が来たのです。