不倫は世を忍ぶもの……最近ではそんな概念はあまりないのかもしれません。不倫相手に開き直られたら、あなたならどうしますか? これは筆者の友人・J子から聞いた不倫女とのバトルエピソードです。

我が家での対決

勤務を終えて家に帰ると、相手の女性は当たり前のようにリビングでくつろいでいました。私は連絡をして迎えに来てもらった両親に子どもを預け、話し合いをすることにしました。

相手の女性は既に妊娠していること、子ども達を引き取ってみんなで一緒に暮らすことになっていると平然と言ってのけ、夫は何も言わず女性の隣でじっとしています。

私はそんな夫を叩きのめしてやりたくなり、夫がギャンブルで作った借金の話をしてやりました。
「総額で200万。この人の給料で返済しているけど、私が働かないとやっていけない状態なのは知ってますか?」
「離婚するのは構いません。ただし子ども達の親権は渡しません。慰謝料も請求させてもらいます。それでも良ければ、いつでも離婚届を持ってきてください」

不倫女・逆上!

借金の話を知らなかった相手の女性は、私の話を聞きながら夫の顔を睨みつけていました。
「借金も払って、慰謝料も払って、これから子どもが産まれるのに生活できないじゃない!」と逆上! すがろうとする夫の様子に腹が立った私は、2人を外へたたき出しました。

確かに女性の言う通りです。

そんなに高い給料をもらっているわけでもないのに、借金の返済・慰謝料を払いつつ、これから産まれてくる子どもの費用……私でも気が遠くなります。

マンションの廊下には、正月だというのに女性の怒鳴り声が響き渡っていました。

その後……

その後、私は弁護士を立てて離婚に向けて動き出しました。夫側は、私の条件を全てのむことで合意。無事に離婚が成立しました。

マンションを引き払って引っ越した私は、あの2人が今どうしているのかは知りません。事のいきさつを知った義両親にも縁を切られてしまったとのこと。自分勝手な不倫の代償は、思いがけず大きなものになったようです。  

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K