こだわりのランドリールーム
A子は家を建てたとき、ガス衣類乾燥機を備えたランドリールームを導入しました。
共働きで忙しいA子にとって、家事の時短は重要ポイント。予算オーバーしたけれど、ランドリールームは譲れない条件でした。
気温が下がり洗濯物が乾きにくくなってきた頃、A子宅のランドリールームの話をどこからか聞きつけたママ友のB美が接近してきました。
B美は図々しくも「うちの洗濯物も乾かして!」とお願いしてきたのです。
「使わせてクレクレ」を拒否すると?
A子は嫌なことに躊躇なくNOが言えるタイプ。「え? 嫌だけど」とあっさり断りました。
家族の洗濯物でいっぱいだし、衣類乾燥機を使うとガス代もかかります。
B美に理由を説明しましたが、彼女は理解しようとしません。「ちょっとくらいいいじゃない。洗濯物が溜まって困ってるの」としつこくねだってきました。
A子は「そんなに困ってるならコインランドリーに行けば?」と提案しましたが、B美は「面倒だし、料金がかかるからイヤ」と返答。
つまり、『A子に洗濯物を預けるから乾かしておけ。しかも無料で』と言うのです。
うちはクリーニング屋か! とキレたA子は「絶対に無理!」と断固拒否。
B美はムッとして「ケチね!」と言ってきたので、A子はすかさず「コインランドリーを使わないなんてケチね!」と追い返しました。
しつこい「クレクレ」にあ然!
そこで話は終わるのかと思われましたが、B美はしつこかった!
後日、B美はA子の家を訪問してきたのです。
大荷物を抱えてチャイムを鳴らすB美に、嫌な予感がしたA子。玄関のドアを開けず、インターホン越しでやり取りしました。
「洗濯物が乾かなくて困ってるのよ〜。お願い♡」と言うB美。彼女が抱えていた荷物とは洗濯物だったのです。
洗濯物を抱えてアポ無し訪問し、しつこくワガママを通そうとするB美に、A子はブチ切れ。
A子は「やらないって言ったよね!? 迷惑だから帰って!」とインターホン越しにお断り。
「せっかく持って来たのに!」と逆ギレされましたが、「勝手にそっちが持って来たんでしょう!?」とA子は絶対にドアを開けませんでした。