今回は筆者の知人A子さんから聞いた、まさかな心霊体験談をご紹介します。
私の地元にいる、廃墟の霊
A子さんの地元は、かなり有名な廃墟がある所でした。
そしてその廃墟には、地元民しか知らない幽霊話があったのです。
それは、廃墟に住む女性の霊というもの。
かなり美人で生きている人と見間違うほどなのだそうですが、もちろんこの世の人ではありません。
そしてその霊は男性にしか見えないらしく、見た人は必ず不幸な目にあってしまうのです。
そんな噂を知っていたA子さんでしたが、特に興味もなかったので廃墟に行ったことはありませんでした。
男友達と皆で廃墟へ。あれ、私だけ?
県外の大学に進学したA子さんは、大学で出来た友達に地元の心霊話をしていると、
「それ、皆で確かめに行こうや!」
と、皆が興味津々で食いついてきたのです。
そして悪ノリのまま、皆で幽霊を探しに行くことになりました。
当日集まったメンバーは男性ばかりで、女性はA子さんだけでした。
昼でも薄暗い廃墟にドキドキしながら、友人達と遠足気分ではしゃいでいたのです。
そんな中、ふと木々が生い茂るところを見つめると……。
美人な女性が、こちらを見ながら微笑んでいるのです。
A子さんはそれがすぐに霊だと気付いて、震えが止まらなくなりました。
皆に女性の霊がいる! と伝えましたが、皆が不思議そうな顔をしているのです。
なんと、霊が見えているのはA子さんだけだったのです!