要領が良い人は、仕事でもうまく手を抜いて成果を出しているもの。悪いことではないけれど、他人に仕事を押し付けているなら話は別です。仕事を押し付けられた側はふつふつと怒りをため込み、あるとき爆発! ということも。今回は知人から聞いた復讐エピソードをご紹介します。
要領がいい社員に面倒な仕事が回ってきた
知人が勤める会社では、社内報に掲載するコラムを従業員が持ち回りで執筆していました。
今回担当になったのは、要領が良いA子。
彼女は、気が弱く責任感が強い社員を見定めて、自分の仕事を陰で押し付けていました。
A子は愛想が良かったので、周囲はその悪行を知りません。明るくテキパキと仕事をこなすいい子だと思われていました。
おとなしい同僚に仕事を丸投げ
A子は社内報の執筆を面倒がり、同僚のB美に丸投げしました。
B美はA子と逆で、おとなしく気が弱いタイプ。A子は「こういう地味な仕事は得意でしょ? 代わりにやっといて」とB美にゴーストライターを頼んだのです。
B美は当然「A子の仕事だから」と断りました。
ところがA子は「私が書くより絶対にいい記事になるから」と褒めたり、「B美がやってくれないと社内報が作れないよ? いいの?」と責任感を刺激したり。
うまく言いくるめてB美に仕事を押し付けました。
結局、B美はA子の代わりにコラムを執筆。A子は内容も確認せず社内報担当者に提出しました。