母から聞いた話です。若くして結婚した筆者の母は、結婚してからはファッションやメイクを楽しむ暇もありませんでした。おばあちゃんになった母の、おちゃめな「イマドキ」おしゃれ術をご紹介します。
父と出会って、メイクを封印した
職場恋愛を経て、20歳で結婚した母。田舎育ちの父は、「化粧なんてするな」と言ったらしく、母は恋愛中に化粧をやめ、結婚してからも、メイク道具といえば、数本の安い口紅だけでした。
3人の子どもに恵まれましたが、子育て期間中に、ファンデーションを塗ったことは、一度もありません。化粧をしない肌は白くキメが整っていて、それが自慢でもありました。
娘のメイクを見て学ぶ!
大学生になった娘が髪を染めたり、メイクをするようになると、がぜん興味が湧いてきました。
ビューラーを使っている姿を見て、「それは何?」と聞いて、教えてもらったのをきっかけに、アイライナーとマスカラもそろえました。
1970年代に細眉が流行った頃、眉毛は自分で抜いて形を整えていました。だから、アムラーの流行った1990年代は、そのままでもイケました。
でも太眉の時代になると、苦労しながらペンシルで眉を描くようになりましたが、いつも「眉が珍妙なことになってる」と娘たちに大笑いされていました。
娘の脱毛には、一緒に入会!
娘が社会人になって脱毛に通い出すと、「お母さんも行きたい」と言い出し、医療脱毛で全身ツルツルに。
天然パーマだった髪の毛も、3か月に一度の縮毛矯正のおかげで悩むこともなくなりました。
還暦を過ぎた頃からは、初めてのファンデーションにも挑戦。
雑誌やネットニュースを読まない母の情報源は、とにかく娘のメイクやファッション。
気になると教えてもらって、ドラッグストアで手に入れます。
娘たちはデパコス愛用ですが、母はよく似たアイテムをドラッグストアで手に入れるのが得意です。その入手テクニックには、娘も脱帽です。