冠婚葬祭には複数のマナーがあります。知らなかったとはいえ、大事な場面でのマナー違反は避けたいもの。これは筆者が実際にしてしまったマナー違反の恥ずかしいお話です。
お正月のお年玉
私には2歳年下の妹がいます。妹は20代前半で結婚し、男の子と女の子に恵まれました。私にとっては目に入れても痛くない甥っ子と姪っ子。妹が遊びに来たときなどは、喜んで2人の面倒を見ていました。
ある年の年末、お正月にはいつも妹家族が実家に来るので、私は甥っ子と姪っ子にお年玉を用意していました。お年玉袋を選んだり、銀行で新札に両替したり……早くお正月にならないかと首を長くして待っていたのです。
しかし年末に、姪っ子が急に体調を崩してしまいました。お正月とはいえ、熱がある状態では外出できないということになり、その年のお正月は顔を合わせないことになったのです。
友人からの連絡
1月2日、仕事が休みだった私は家でのんびりしていました。すると中学時代の友人から久しぶりに連絡があり、話を聞くと中学時代の恩師が急に亡くなったというのです。
中学時代にはとてもお世話になった先生だったので、友人たちとみんなでお通夜に参列することにしました。卒業した生徒に連絡が来るのが遅かったこともあり、お通夜は今日の夜とのこと。お通夜の会場で会おうと話して、私はすぐに香典袋を買いに行きました。