電車で騒がないのは当たり前のことですが、子どもを連れていると静かにしていられるときばかりではありません。筆者の知人Aさんも電車内で子どもが泣き出してしまい、見知らぬ中年男性に怒られてしまったそうです。しかし、そんなAさんを助けてくれた人がいました。ピンチのAさん親子を救ってくれた人物とはいったい? Aさんから聞いた話をご紹介します。

うるさくて迷惑なのはそっち!

困ったAさん親子を助けてくれたのは、同じ電車に乗っていた青年。怒りの収まらない中年男性に対し、こう声をかけたのです。

「赤ちゃんよりそっちの方がうるさくてよっぽど迷惑。そんな怖い顔した人が近づいてきたら泣き止まなくて当然でしょ」

中年男性は「うるせー」と毒づいて別の車両へ移動。青年は「気にしないでくださいね」と言ってくれ、Aさん親子を安心させてくれました

息子も雰囲気が変わったのを感じ取ったのか、泣きつかれて寝てしまいました。Aさん親子の電車でのお出かけは大変なこともあったけど、人の温かさに触れることもできたお出かけとなりました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶