か弱い雰囲気の女性を見て、ついかばってあげたくなった経験はありませんか?しかしか弱く見える女性が、心の中までそうであるとは限りません。今回はそんなか弱い女性に陥れられた経験のある私の友人、Fさんから話を聞きました。

リベンジ成功

翌朝、営業マンの言った通りにKさんは体調不良で休みを取りました。驚いたのは同じ部署の皆が、それをあっさり許していることです。
「Kちゃん、身体弱いからな」
「昨日飲ませすぎたかな」
などと、Kさんには非常に甘い様子。

Fさんはそれが腹立たしく思え、めらめらと闘志を燃やして仕事に取り掛かりました。
「よーし、やるぞ!」
繁忙期なので仕事はこなしてもこなしても舞い込んできます。しかしFさんはそれを1人でどんどん片付けていきました。

いつもゆっくり仕事をしているKさんがいないことで仕事は非常にスムーズに進み、「あれ、もうできたの?」と周りの人に驚かれるほどでした。

「FさんがKちゃんに仕事を押し付けてるって、ほんとかな?」
「いや、多分違うな。こんなにできる子なのに、人に仕事押し付ける必要ないだろ」
「そうだよなあ……」

どうやらKさんは同じ部署の皆に泣きついていたようですが、実はそれが全くの嘘で、ただKさんの仕事が遅いだけだというのがすっかりバレてしまったのでした。

Kさんは自分がか弱い美人であると自覚していて、社内の人を思うように操っていたのでしょう。

その後、社内の雰囲気が変わったことをうっすら感じ取ったのか、居心地が悪くなったKさんはすぐに会社を辞めてしまいました。

Fさんは現在もまだその会社でバリバリ働いていますが、か弱い美人が入社すると今でも少し身構えてしまうとのことです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:緑子