結婚をすると相手の家族とのお付き合いが生まれます。両親・兄弟姉妹・親戚……なかには合わない人や常識外れな人も存在するものです。これは筆者の友人F美が経験した、義家族とのトラブルのお話です。
2人兄弟で嫁2人
私の夫は2人兄弟。3歳年下の義弟は私たち夫婦より1年ほど後に結婚をしました。トラブルの発端はこの義弟の結婚。姑はもともと私と夫の結婚に反対だったこともあり、あからさまに義弟の嫁・M子をかわいがるようになりました。
調子の良いM子は、私を攻撃する姑に味方して一緒になっていびるように……。義実家で顔を合わせるのが本当に苦痛で、できるだけ近寄らないようにしていました。
孫が生まれても
数年後、私たち夫婦・義弟夫婦に子どもが産まれました。我が家は女の子、義弟夫婦には男の子が産まれたのですが、姑は男の子を産んだM子を手放しで褒めたたえました。
「あなたは長男の嫁なのよ? 次はM子ちゃんみたいに男の子を産むのね!」
我が家の娘は同じ孫なのになんでも後回し。私へのイビリが子どもにまで影響していることに、吐き気を覚えるほどの憎しみが募っていきました。
突然のリストラ、そして……
そんなある日、義弟が勤めていた会社の業績悪化により、突然リストラに遭うという事件が起きました。誰よりも騒いだのはM子。舅と姑に泣きつき、義実家で同居することになったのです。
姑とM子がうまくいっていたのは最初の頃だけでした。経済的に苦しいのに、子育てを理由に働こうとしないM子。M子一家と同居したことでさまざまな支出が増え、貯金が目減りしていくことに焦る姑。義弟いわく、毎日なんらかの理由で口喧嘩をしているとのことでした。