マンションの駐車場は共同の場です。なので住民たちには、良識的な使い方を求められます。今回ご紹介するのは、そんな場所で起きたトラブルのお話。筆者の体験した近隣トラブルをご紹介します。

野球ボールが幼児の頭に直撃

ある日、いつものように親子が野球の練習をしていると、ちょうど車から降りてきた幼児にボールが直撃してしまいました。

幼児の母親だけでなく他の住人たちも目撃していたので、親子は言い逃れできません。

さすがの父親もこのときは、かなり謝ったそうですが、母親も住人たちも相当ご立腹。しかもボールが当たった場所が幼児の頭だったので、その後すぐに病院に向かい検査を受けました。

検査の結果、脳への影響はなかったものの、あざや軽い擦り傷が見つかりました。

駐車場での危険行為は絶対にダメ!

住民たちの訴えもあり、今回の一件はマンションのオーナーも重く受け止めてくれたようです。

数日後に「駐車場での危険行為には罰金5,000円を請求する」と全世帯に警告文書を配布。

そこには皮肉なことに、子どもが野球をするイラストまで描かれていました。

もちろん幼児の治療費は親子がしっかりと支払ってくれ、以後、駐車場で野球をする親子の姿はなくなったのでした。駐車場ではなく、ちゃんと公園に行って練習をするようになったそうです。

駐車場でのボール遊びは、本当に危険です。

車を傷つけるだけでなく、今回のように人に怪我をさせる可能性もあります。身近に起こりうるトラブルだからこそ、しっかりと安全教育や注意喚起をしていきたいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:広田あや子