最近のニュースで、高齢者によるブレーキとアクセルの踏み間違いで起きた事故が連日報道されています。乗り慣れているはずの車でなぜ……今回は筆者が実際に経験したとんでもない事故の被害についてのお話です。
いつものコンビニで
私は仕事へ向かう途中にコンビニでコーヒーを買いました。車通勤をしている私にとってこの一杯のコーヒーは楽しみの一つ。通勤途中にあるコンビニで買うのがルーティンになっていました。
コーヒーを買って車に戻り、エンジンをかけて出発しようとした時です。隣に停まろうとしていた軽自動車が、いきなり車止めを乗り越えてコンビニに突っこんで行ったのです!
信じられないような事故
辺りには雷が落ちたようなものすごい音がしました。私は一瞬何が起きたのかわからず、呆然としてしまったほどです。次の瞬間、コンビニに突っこんだ軽自動車のバックランプがつき、ハンドルを切ったのか斜め後ろに停まっていた私の車めがけて突っこんできました。
鈍い衝突音とともに、私の車は少し後退してしまうほどの衝撃を受けました。軽自動車は私の車にぶつかったことで一旦動かなくなったので、とにかく車から降りて様子を見に行ったのです。
悪態をつく高齢女性
運転席へ近づくと、窓を開けた状態で高齢の女性が何か文句を言っていました。驚くべきことにハンドルに向かって「故障しているわ! この車! 何なのよ!」と悪態をついているのです。
しかしよく見るとギアはBのまま、アクセルには足を置いたまま……車止めで少し車体が浮いてしまっていたのですが、タイヤのスキール音とゴムの焦げたような臭いがしていました。
コンビニの店長が慌てて店内から出てきて、車から降りるように声を掛けるとまたしても高齢の女性は驚くような言い訳をしたのです。
「これは車が故障しているんだから、車屋さんに弁償してもらって!」