お金がないことは恥ずかしいことではありません。それでも上から目線でバカにされることが多々あるのが現実……。筆者の友人K美から聞いた親子で頑張ったスカッとするお話をご紹介します。
暴露された顧問の悪行
取材当日、校長室には校長先生・教頭先生・顧問・私・息子が同席しました。取材の最後に「今思うことや伝えたいことは何ですか?」と聞かれ、息子は胸を張ってこう答えたのです。
「うちは生活保護を受給しています。そのことを理由に、部活動への参加はやめた方がいいと顧問の先生に言われましたが、母は僕の気持ちを尊重して背中を押してくれました。お金がないから部活ができないというのはおかしいと思います。選抜メンバーになれたのは、苦しい状況でも自分に部活を思いっきりやらせてくれた母のおかげです。どんな状況でも頑張れば道は開けるということを伝えたいです。」
インタビュアーの人やカメラマンの人は怒ったような顔を校長たちの方へ向けました。校長先生・教頭先生は顔面蒼白……。当の顧問は私の方を見ようともせず、苦虫をかみつぶしたような顔をしていました。
反撃された顧問の末路
息子の取材は思ったよりもすごい反響でした。「逆境に耐えて頑張った」と誰もが褒めてくれる状態……。学校側からは顧問の発言に対する正式な謝罪がありました。
息子が言うには、入部してからも貧乏だなんだと顧問からの暴言はあったらしく、学校側は非を認めて即刻顧問の交代をしてくれました。当の顧問は校長はもちろん、教育委員会からも厳しい叱責を受け、居辛くなったのか2年生の終わりには退職したそうです。
まとめ
息子は大変な状況でも頑張って相手を見返しました。我が子ながら「よくやった!」とほめてあげたい気持ちでいっぱいです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K