文具店に勤務する知人女性は、しつこい男性客の扱いに困っていました。
あまりにしつこいので、店長が男性客を出禁としましたが、後日、彼が予想外のアクションを起こします。今回は、人間ならではの恐ろしさを体験した知人女性から話を聞きました。
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しつこい男性客

20代の知人女性はチャーミングな子で、勤務先の文具店のマドンナ的存在でした。
そんな知人女性に30代の男性客がのぼせあがってしまい、彼は彼女目当てに店に通い始めます。
ボールペン1本買うだけなのにレジに10分も粘りついて、彼女に会話を求めるのですから、正直、他の店員もその男性客には眉をひそめていました。

「最初は挨拶だけだったのに、最近は彼氏の存在を探ってくるし……何だか、気持ち悪い」
男性客のつきまといに辟易する知人女性を見て、店長は男性客を出禁にしました。
連絡先をしつこく聞いてきたり、無理やりデートに誘い出そうとしたので、当然の結果でしょう。

こうして男性客が出禁となり、ホっと胸を撫で下ろす知人女性でしたが、後日、トラブルに巻き込まれてしまいます。

恐怖の帰り道

「はぁ。今日も疲れたわ」
いつものように仕事を終えると、知人女性は家に向かって車を走らせます。
最初は、スピーカーから流れる音楽を口ずさみながら運転していた知人女性ですが、ふと異変に気が付きました。
どうやら文具店を出た時からずっと、同じ車が自分の後をついてきてるようなのです。

「き、きっと帰る方向が同じだけよね……」
そう自分に言い聞かせながら運転する知人女性でしたが、家に到着したのと同時に、その車は路上停車しました。
そして、車中を見た途端、知人女性は恐怖のあまり凍り付きました。

なんと車中には例の男性客が座っており、笑顔でこちらを見ていたのです。