筆者の知人Aさんは夫から常に「お前には俺がいないと!」と言われ、強烈な束縛を受けていました。束縛系モラハラ夫と結婚してしまったAさんは、その生活が日常でおかしいとは感じていなかったのですが、しばらくすると疑問を感じるようになったそうです。Aさんから聞いた束縛系モラハラ夫の話をご紹介します。
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「お前は俺がいないと何にもできない」

Aさんは22才のときに、一回り年上の男性Dと結婚しました。若かったAさんにとってDは頼れる大人の男。彼のことを聞いていれば間違いないと思っていたのです。

「僕についてきてほしい」と言われて、Dとの結婚を決めたAさん。Dさんの言う通り仕事をやめて、家庭に入りDを支えていました。

「お前は俺がいないと何にもできない」とDはAさんに言い、Aさんもその通りだと思って毎日を暮らしていたのです。

エスカレートする夫の束縛

一方のDは年下の妻のことが心配でたまりません。「お前は俺がいないと何もできない」と言い聞かせ、何をするにも報告をさせ、すべてのことはDに報告するように求めていました。

特に連絡事項がないときでも、1時間に1度の報告をするように命じたD。Aさんは素直に言うことを聞き、毎日毎日Dに連絡を入れていたのです。

友人の一言「それっておかしくない?」

ある日、Aさんは友人とランチに出かけました。もちろん夫の許可はとった上での行動です。

久しぶりに会った友人とのランチはとても楽しかったのですが、1時間に1度の連絡を忘れるわけにはいきません。

「ちょっと夫に連絡するね」と言うAさんに、友人が一言いいました。

「その連絡って義務なの? それっておかしくない?」

Aさんにとって友人の一言は衝撃的でした。今まで当たり前だと思っていたDへの連絡ですが、他人から見ればおかしなものであるということに初めて気がついたのです。

一気にモラハラ夫の洗脳が解けたAさん。1時間に1度の連絡をやめてみました。