もし、夫がモラハラ気質だったら……。モラハラ夫に反論すると面倒なことになると分かっているので、妻は聞こえないふりや分かったふりをすることが多くなります。しかしどれだけ寛容な妻でも、いつかは堪忍袋の緒が切れるもの。今回は知人のA子さんから聞いた、モラハラ夫から謝罪を勝ち取った話を紹介します。

モラハラ気質なA子の夫

A子の夫は男尊女卑も甚だしい「THE 昭和の男」で、その上モラハラ気質。A子は専業主婦ではなく、家族を支えるためにパン屋でパートタイマーとして働いています。早朝から仕事をしながら、栄養たっぷりのご飯を毎日きちんと作り、掃除や洗濯、買い物など家事全般もすべて一人でこなしています。

夕食後、夫「ラーメンを作ってくれ」

夜10時頃A子が寝室に向かおうとしたとき、夫から「腹が減った。ラーメンを作ってくれ」と言われました。翌日も仕事で朝早く起きなければならないためにA子が断ると、「誰の金でメシ食ってると思ってるんや! もう給料入れへんぞ! 嫁やったらラーメンくらい作れよ!」と言い放った夫。

A子は「インスタントラーメンくらい自分で作ればいいのに」と思いつつ、ありえない発言に反論する気力さえも失せ、怒る夫を無視して寝室に向かいました。

翌朝続きがあるも見事にA子が論破!

きっと夫は、他に何を言ってやろうかと夜中も考えていたのでしょう。翌朝も怒りが収まらない夫はラーメンを作らなかったこと以外にも、A子への不満をたらたらと言い始めたのです。普段は「また始まった……」と夫の暴言を聞き流しているのですが、この日は積み重なったA子の怒りが頂点に達したため、大喧嘩に発展。

今まで耐えに耐えてきたA子は、夫の言い分を完全論破。いつも文句や暴言だらけの夫ですが、「離婚」という言葉がA子の口から出た瞬間、態度を軟化させました。ここぞとばかりに、いかに夫がありえないことを言っているか諭すことに成功。最終的には、モラハラ夫からの謝罪を勝ち取ったのです。