妻が辛い時に限って、どん底に突き落としてくるのがモラハラ夫。筆者の知人Aさんは悪阻で苦しんでいる時に、夫からとんでもない暴言を吐かれてしまいます。そんな時、意外な人物から救われた話をAさんから聞きました。
悪阻で苦しむ妻に夫が吐き捨てた言葉
Aさんが妊婦だったときの話です。Aさんは妊娠判明後すぐにひどい悪阻に襲われました。
食べ物を食べようとしても、ウッとなり吐いてばかりの日々。特に夜になると症状は重くなり、横になることも増えていきました。
元々亭主関白気質な夫は、このAさんの様子が気に食わない様子でした。
ある日、どうしても夫の夕食が作れず、ソファーに倒れこんでいたAさん。帰宅した夫はAさんの姿を見て、怪訝そうな顔をしてこう吐き捨てました。
「俺のメシは?」
Aさんは「ごめんなさい」と頭を下げました。すると夫は「ずっと家にいるくせに、メシも作らないなんて無能だな」と舌打ちして、Aさんを置いて食事をしに出て行ってしまいました。
「もう消えたい……」そのとき1本の電話が
「私が全部悪いの? もういっそのこと消えてなくなりたい」
Aさんは落ちるとこまで落ち込みました。本当は喜ばしい妊娠のはずなのに、目先の辛さばかり感じてしまう自分が嫌になってしまったのです。
そんなとき1本の電話がAさんにかかってきました。
「Aちゃん、あれから体調はどう? あんまり無理するんじゃないよ」
それは義母からでした。Aさんの実母は病気で若い頃に亡くなっており、母親に頼ったことがありません。そんなAさんは、義母から温かい言葉をかけられ涙が溢れました。