独身時代の私の話です。私は祖父母、両親、姉の6人家族で暮らしていました。祖母は優しく嫁イビリなど絶対にしない人でしたが心配性すぎて、まるで家庭内ストーカーのようでした。一番被害を被ったのは、家にいる時間が長い母だったのです……。
私のおばあちゃんは心配性で過干渉
私は生まれたときから祖父母と暮らしていました。私が大人になるころ祖母は80代。年を重ねるにつれ、心配性がどんどん酷くなりました。家族全員の無事が心配で、いつでも居場所を知りたがるのです。
しかも、心配だからとあれこれ口を挟んできます。もちろん完全に善意です。それでも、家族全員立派な大人なのに、子ども相手のようにいろいろ言われるので、私は祖母とあまり顔を合わさないようにしていました。しかし、家にいる時間が長い母はそうはいきません。祖母の心配性と過干渉に付き合わなければならない母はとても大変そうでした。
母が大変その①電話のたびに「誰から?」とチェックが入る
まず、電話のたびに祖母から「誰からの電話?」とチェックが入ります。もちろん、祖母に関係ある相手なら母は聞かれなくても伝えます。大抵は祖母以外(主に自営業者の父や経理を担当している母)への電話です。なお、母以外の誰が電話に出ても、祖母からの「誰から?」チェックは100%入ります。
母が大変その②外出時は場所と帰宅時間を言わないとダメ
基本的に家にいる時間が長い母ですが、買い物や父の仕事で発生する経理事務関係の外出、ママ友との付き合いや習い事など、それなりに家を出る回数は多いです。祖母が心配するので、母は外出のたびに外出先と帰宅時間を伝えていました。
面倒なのは「誰とどこへ?」「何時何分ごろ帰る?」と、かなり細かく詳細を聞かれること。「ちょっと買い物行ってくるね」ではなく「〇〇スーパーへ行くから〇時〇分ごろ帰るね」と伝えないと、祖母は心配が止まらなくなってしまうのです。