外ではしっかり者でも、家の中ではズボラ、なんて人もたくさんいますよね。
今回は友人から聞いた、ズボラが招いたゾッとするお話です。
今回は友人から聞いた、ズボラが招いたゾッとするお話です。
謎のメモ、そこには……。
ある日、久しぶりに残業がなく早めに家に帰ることができました。
いつから放置していたのかわからない、パンパンになった郵便受けの中身をようやく取り出したAさん。
夜ごはんを食べながら郵便物を確認していると、その中に1つだけ手書きのメモが入っていました。
そこには
「いつもわざわざカーテンを開けて着替えているのは、きっと僕に見せてくれてるんだよね? いつもちゃんと見ています。Kより」
というメッセージが。
ぞわっと一瞬にして鳥肌が立ちました。
怖くなったAさんは急いでカーテンを閉めます。
部屋の外から、知らない誰かにずっと監視されていた。
そんな状況が気持ち悪くて仕方がありませんでした。
警察へ相談するも……
後日、カーテンを開けた状態で、隣の駐車場から自分の家の中を確認してみると、確かに家の中がしっかり見えてしまっていたのです。
隣に建物がないからと完全に油断してしまっていました。
ズボラなAさんも、それからはさすがにカーテンを閉めて生活するようになりました。
一度警察に行って相談してみましたが、この手紙だけでは、ストーカー犯として捕まえるのは難しいとのことでした。
最後に、
「警察の方ではパトロールを強化してみますね。ですが事件に巻き込まれないために、ご自身でも今後は気をつけてくださいね。」
と、ごもっともな注意を受けました。
その後も犯人については謎のままです。
Aさんは「まさかズボラな性格で、こんなことに巻き込まれるなんて思わなかった。」と話していました。
「ちょっとくらい大丈夫だろう、まさか自分が狙われるわけはないだろう。」とだれでも思ったことはある小さなズボラ心がきっかけで、とんでもない恐怖を招いたお話でした。
ltnライター:橘るい