旅行会社の添乗員をしている私の友達が遭遇した、方言にまつわるお話です。知らない人が聞いたらびっくりするような方言が、大爆笑の渦を巻き起こしました。旅館の仲居さんを抱腹絶倒にした恥ずかしい方言とは?
恥ずかしすぎる方言の連続
「うわ! これ、あっちんちんだわ!」
そう言うやいなや、仲居さん2人がププッと吹き出して必死で笑いをこらえはじめました。しかし、我慢が限界を超え大笑い。近くにいたお客様はびっくりしたのですが、状況が伝わっていき、全員が笑いはじめました。
すると他のお客様が、言わなくてもいい一言を追加しました。
「ちんちこちんとも言うよ!」
お客様の悪ノリに、仲居さん2人はますます大笑い。笑いながら涙を流しておなかを押さえていました。抱腹絶倒とはまさにこのこと! 笑い過ぎて苦しむほど笑っていたのです。
お客様はそれを見てまた大笑い。あっちんちんと言ったお客様は一緒に来ていた奥様に「そんなこと他の地域でいわんといて! 恥ずかしい」と、たしなめられていました。
事情を説明
友人は仲居さんに「なんかすみませんでした。あっちんちんとは名古屋辺りの方言で、ものすごく熱いもののことを言うんです。ちんちこちんも同じ意味です」と伝えると、仲居さんは「そうなんですか、すみません初めて聞いたもので……」と言い、涙と笑いが止まらない様子でした。
朝食を終えるころに笑いはなんとか収まり、とっても楽しい時間となりました。最初に発言したお客様は、自分がつい口にした方言のおかげで、笑いを提供できてよかったとおっしゃっていました。
思い出深い旅行になってよかったですね。
ltnライター:鈴木まさ美