人にもよりますが、小さい子どもを連れて電車に乗るのはかなりハードルが高いことです。うるさくないか、周囲の人に迷惑をかけていないか、途中で子どもがぐずったらどうしよう……ほとんどの親は電車に乗る間、常に気を張っています。
今回は息子を連れて電車に乗ったときのエピソードを友人が聞かせてくれました。
今回は息子を連れて電車に乗ったときのエピソードを友人が聞かせてくれました。
もしかして怒られる?!
案の定、少し離れたところに立っていた中年男性のグループが、何かコソコソ話し合い、立ち上がってA子たちのほうへ歩いて近付いてきました。
「もしかして、電車内でうるさくするなって怒られる……?!」A子は身構えました。
しかし次の瞬間、男性たちはA子に向かって笑顔で
「僕たちは社会人の鉄道同好会のメンバーです。ちょっと息子さんとお話ししていいですか?」
と言うのでビックリ!
予想外の展開にほっこり
男性たちは、「この車両だけは、車体のこの部分の色が違うんだよ~」「この電車が好きだなんて、小さいのになかなかお目が高いね!」と息子に声をかけながら、目的地まで楽しく遊んでくれたそうです。
息子は図鑑にも載っていないような豆知識をたくさん教えてもらえて、とても満足そう。
目的の駅で丁重にお礼を言って電車を降りるA子と息子に、男性たちは笑顔で手を振ってくれました。
まとめ
子連れで公共交通機関に乗っていて、つらい思いをする人もたくさんいますが、世の中の人すべてが子どもをうるさいと思っているわけではありません。
この一件でそのことを知り、A子は「こんなに電車が好きなんだし、たまには乗せてあげないとな」と思うようになったそうです。
ltnライター:藍沢ゆきの