都心から地方へ引っ越した筆者は、その土地ならではの特徴に驚かされることがたくさんありました。中でも一番驚いた住宅事情に関するエピソードをご紹介します。

家賃に含まれているものは?

私は都心で幼少から結婚までの期間を過ごし、夫の仕事の都合で地方へ引っ越しをしました。引っ越しをする前に、引っ越し先の賃貸物件を探していたときに驚いたのは、家賃の安さでした。

少し築年数の経っている都心のワンルームと同じくらいの家賃で、2LDKのマンションが借りられるのです。そしてさらに驚いたのは、車を2台停められる駐車場が含まれた値段だったこと。公共交通機関のアクセスが悪いため、一家に1台ではなく、一人1台車を所有している人が多いからだということがわかりました。

家賃が安いだけじゃない

家賃が安いだけでなく、駐車場の敷地も広く、3LDKのようなファミリータイプのマンションなどは、大人の人数×1台で家賃に駐車場代が含まれているところが多いです。

また一軒家の貸家も多く、庭付きの大きな4LDKの家が、都心の2LDKのマンションの家賃よりも安いのには驚きました。不動産会社の担当者から、空き家対策の一環として「住んでいない家は傷むのが早いから、誰かに住んでもらうために貸し出している」と説明されたのです。