家庭のお金の管理はそれぞれやり方がありますが、あまりに一方的な管理はトラブルの元になる可能性があります。これは筆者の友人J子が実際に経験したモラハラ夫とのお話です。

そこからのJ子は何かが吹っ切れたように情報収集を行い、とにかくお金を貯めることにしました。しかし旦那さんの持っている通帳に入ってはバレてしまうので、ネット銀行の口座を作り、在宅でできるデザインの仕事を始めました。

J子は離婚するときの準備として、夫が暴言を吐いた際に録音をし、少しでも自分に有利に話が進むように着々と準備を進めていったのです。

モラハラ夫への逆襲

J子の旦那さんは、そのうち子どもの習い事や学校の教育費などの支払いにも文句を言うようになりました。その時点でJ子はハッキリと離婚を決意したと言います。J子はある日、いつものように機嫌の悪い旦那さんを相手していると、暴言が始まりました。

「お前みたいな稼ぎのない奴はこの世のクズだ」

J子は今がチャンスだとばかりに「稼ぎはあるわよ。あなたが思うほど私はバカじゃないの。」と通帳の画面をスマホで見せたそうです。

毎月の収入が安定していること、一定の金額がすでに貯まっていることにJ子の旦那さんは大慌てです。J子に無理やりお詫びをしても、J子が受けた傷はすぐには治りません。J子は通帳の他に記入済みの離婚届を渡したといいます。

J子のその後

J子は無事に離婚が成立しました。録音データやお金の管理の方法などをすべて弁護士さんに提出して親権も取れ、慰謝料も取れることになりました。

旦那さんは、離婚の理由がマイナス評価になり、会社でも居場所がなくなってしまったそうです。
J子は在宅ワークが好調で、今では子どもと2人で楽しく暮らしています。

ltnライター:RIE.K