家庭のお金の管理はそれぞれやり方がありますが、あまりに一方的な管理はトラブルの元になる可能性があります。これは筆者の友人J子が実際に経験したモラハラ夫とのお話です。
J子からの相談
幼馴染のJ子とは、お互いに結婚してからも仲良くしていました。J子の旦那さんは、会社の元同僚で、結婚するまでに何度かみんなで出かけたことがあり、私は優しい旦那さんにJ子の幸せを確信していました。
お互いに子どもにも恵まれ、子育てに奮闘していたある日、J子から落ち込んだ声で連絡がありました。旦那さんのことで悩んでいて話を聞いてほしいとのこと。J子はすぐに我が家へやってきました。
J子の相談は、旦那さんの金銭感覚についてでした。
とんでもない金金モラハラ夫
J子の話では、旦那さんがお金のことにうるさくなったのは、出産を機にJ子が専業主婦になったことがきっかけだったと思うとのこと。専業主婦になってほしいと言ったのは旦那さんの方なのに、
「お前は稼いでないから役立たずだ」
「俺がお前らを食わせてやってるんだからもう少し敬意を払え」
「お前の金の使い方は信用できないから毎日使った分のレシートを俺に提出しろ」
などと、とんでもない管理を強いているというのです。
最近では通帳やクレジットカードを全て旦那さんが管理し、J子は「〇〇を買うから」と申告しない限り、お金がもらえないとのこと。ひどく罵られることもあって、J子は相当参っていました。
離婚へのカウントダウン
J子は相談中に何度も離婚というワードを出していました。私は、そこまで考えているのであればしっかりと準備した上で、子どもの親権をとれるようにしなければいけないという話をしたのです。