公共交通機関のマナーは、みんなで思いやりをもって守っていきたいもの。しかし中にはとんでもないマイルールを持っていて、周囲に迷惑をかけてしまう人もいます。これは筆者が実際に電車で経験した驚くような乗客の話です。

高校生のヒーロー

転びそうになった私を支えてくれた人がいて、何とか転ばずに済みました。お礼を言おうとすると、助けてくれたのは席を譲ってくれた高校生の男の子だったのです。彼は苦虫をかみつぶしたような顔で、私を突き飛ばした女性をじっと見ていました。

私が体勢を整えるのを見届けると、彼は私を突き飛ばした女性に対して「すみません、そこはこの人に譲った席なんです。どいてもらえますか?」と言ってくれたのです。

恥ずかしいマナー違反

あろうことか、その女性は聞こえないふりを決め込んで、座席に座ろうとしました。すると近くにいた親子連れの男の子が「ママ、あの人すごいね。すごく座りたかったんだね。」と少し大きめの声で話しているのが聞こえ、車内は何とも言えない空気になったのです。

当時の私は臨月ということもあり、かなりお腹の大きな状態だったため、突き飛ばしてまで座ろうとした女性に対し、あからさまに嫌な顔をしている人もいました。

女性は自分のしたことに反省はしていないようでした。その証拠に席を立つ時に私のことを睨みつけていったからです。電車が駅に停車すると、女性は大きなため息をついて降りていきました。

まとめ

女性は何か事情があって座りたかったのでしょうか……それなら一言言って欲しかったと思います。

あのとき助けてくれた高校生の男の子には感謝しかありません。マナーを守れない年長者にはならない! と心に決めた出来事でした。

ltnライター:RIE.K