タクシーに乗るときは、運転手さんに「〇〇(場所)までお願いします。」と行先を告げるのが一般的です。しかし地方のタクシーは少々異なるようで……。これは筆者の友人E美に聞いた、妹の結婚式で地方を訪れたときのビックリするお話です。
妹の彼氏は地方の旧家出身
私の友人E美には、3歳年下の妹がいました。E美姉妹はとても仲が良く、お互いの彼氏なども紹介し合うほど。ある日E美は妹に「結婚しようと思っている」と告げられます。
E美の知っている妹の彼氏は大学の同級生で、地方の旧家出身。人柄も良く、E美とも何度か顔を合わせていたので、俗にいう「玉の輿だ!」とE美はとても喜んだそうです。
結婚式場が自分の家?
E美は妹の結婚式の準備中に、いろいろな話をしました。そこでわかったことは、結婚式は相手の実家で挙げること、相手の親族だけで20人近く呼ばなければいけないこと、さまざまなしきたりがあって困っていることなどを聞きました。
それでもE美は「しっかりした実家だと思って我慢しなさい。」と伝えたそうです。それにしても実家で結婚式を挙げるのはすごい! と、E美は興奮気味に私に話してくれました。
いざお相手の実家へ
E美は結婚式の前日に現地入りをし、当日は直接お相手の実家に行くことになっていました。駅の近くにあるホテルに泊まっていたE美は、タクシーで行こうと乗り場へ急いだそうです。
タクシーに乗り、お相手の実家の住所を告げると、運転手さんが怪訝な顔をしました。伝えた住所が間違っているのかと、E美はヒヤヒヤしたといいます。
しかし運転手さんが怪訝な顔をした理由は他にあったのです!