披露宴に出席した際に、新婦の手紙で感動して泣いたという話はよく聞きますし、実際私も出席した披露宴全てで泣いてます。その中でも特に思い出に残っている友人の披露宴でのエピソードをご紹介します。
厳しく育てられたA子
小学校からの友人A子は、両親ともに学校の先生で、普段の振る舞いはもちろん勉強に関してとても厳しくしつけられていました。宿題が終わっていないのにこっそり遊びに誘いに行くと、「遊ぶなら宿題が終わってからにしなさい!」とお母さんに怒鳴られたこともあります。
そんなA子はとても控えめな性格で、親にも反抗しない大人しいタイプでした。
高校生で初恋相手と交際
恋愛に対しても消極的だったA子。高校生の時に初めて恋をした相手は、サッカー部の人気者Bくん。今でいう陽キャと陰キャでA子とは正反対のタイプでした。A子は告白することもなく静かに恋心を募らせていたんですが、体育祭で同じ役員になったことで急接近し、なんとBくんから告白されて付き合うことになりました。
交際相手がいるなんて両親に知られたら、大騒ぎになると思ったA子は、Bくんのことを紹介する事もなく、そのまま大学へ進学。卒業・就職してもなお2人の交際は続き、ようやくA子の両親へ挨拶に行く日が来ました。
交際を反対されるも奮闘する彼
A子のお父さんは、大事な1人娘が実は何年もの間黙って交際していたと知り、大激怒。話を聞いてすぐにBくんを追い出してしまいました。心が折れそうになるところを、Bくんは絶対に交際を認めてもらうんだと何度も何度もA子の実家へ通い、3年かけてやっと認めてもらうことができ、さらにそこから2年かけてようやく結婚を許してもらえました。