ノープランで「親を養う！」と【聞く耳を持たない夫】→ 考え直させた嫁の＜ある作戦＞とは？

ある日突然、親孝行ブーム

ある日曜の朝、Aさんはいつものように夫と朝ごはんを食べていました。

すると夫がいきなり

「うちの親と同居したいと思っている。」

なんて言い出したのです。

今まで同居話が出たこともないし、親と連絡すらほとんどとらない夫がそんなこと言うなんて意外すぎました。

A「えっ、急にどうしたの？」

夫「こないだ父さんから仕事がツラい、もうそろそろゆっくりしたいって言われてさ。俺がなんとかしなくちゃと思って。」

夫「だから親には仕事をやめてもらって、うちで養えばいいじゃないかと思うんだ。」

いきなり過ぎて頭がついていきませんでした。

何も考えていない夫

A「なんで仕事がツラいの？」

夫「知らないけど、年だからじゃない？」

A「60代で働いている人なんて珍しくないよ。どこか体が悪いの？」

夫「さぁ？ そんなことは言ってなかったけど。」

A「えーっと、同居の理由は、まさか父親が『しんどい』って言ったからっていうそれだけなの？」

夫「だけってなんだよ！ 親を助けたいと思うのは当然だろ。」

A「……。ちなみに、そのお金はどうやって作る予定なの？」

夫「いや、どうにかなるでしょ。というか、どうにかしないといけないよね。」

このツッコみどころ満載な夫の主張に、Aさんはどうしたものかと気が重くなりました。

聞く耳をもたない夫

このあとも話をしてみましたが、

「親孝行だから」
「Aは冷たい」

などなど感情論ばかりで、まともな話し合いになりません。

父親に頼られたことで「俺がなんとかしないと！」と張り切ってしまったようです。

具体的な方法も考えず「養う」なんてよく言ったものです。

親孝行ブームの到来で話が通じなくなった夫を、どうやって黙らせるか……。

そのとき、Aさんはある作戦を思いつきました。