ご近所とはいえ、中にはちょっと問題のある人たちがいることも珍しくありません。これは筆者が実際に経験した、ご近所のとんでもない夫婦のお話です。

ご近所に引っ越してきた若い家族

1年ほど前に我が家のお向かいに、若いご夫婦の家族が引っ越してきました。少し派手な感じのご夫婦と、4歳くらいの男の子。我が家にも同じくらいの息子がいたので、仲良くできれば良いなと勝手に思っていました。

しかし、その男の子はなぜか幼稚園にも保育園にも通っていないようで、我が家の息子と顔を合わせても、一緒に遊びたがる様子もありませんでした。そもそもあまり外出をすることもなく、家の雨戸は全て閉められたまま。声をかけたくても、かけにくい雰囲気だったのです。

ちょっと変わった家族?

ママ友の間では「ちょっと変わった家族なんじゃない?」と話していたのですが、そのうちあまり良くない噂が聞こえてきました。

ママ友のMの話によると、Mが一度家の前を通ったとき、若い女性の怒鳴り声が聞こえてきたというのです。それも「てめぇ!」「ふざけんな!」「いい加減にしろ!」など、誰かと喧嘩をしているような声だったと。

ママ友の聞いた怒鳴り声が我が家でも……

Mの話は瞬く間に町内で噂になり、あのご夫婦は子どもを虐待しているのではないかという噂が広まっていきました。

しかしある日、そんな噂を決定づけるかのように、我が家でも怒鳴り声が聞こえてたのです。加えて泣き叫ぶ子どもの声……。事態は深刻ではないか、通報をした方が良いのではないかと悩みました。