バスや電車の中でじっとしていられない子どもっていますよね。「子どもだから仕方ない」と目を瞑ってきた人もいるのではないでしょうか。しかし、保護者が周囲の大人が多めに見てくれていることに甘えて、子どものいたずらをまったく注意しなかったら……。これは、私の友人が実際に体験した、ソワソワびっくりしたお話です。

強面の男性が子どもたちのもとに

しかし、後ろに座っていた強面の男性が、ズンズンと子どものところに向かうではありませんか。

「トラブルになるかも」
と怖くなったA子でしたが、男性は

「これはおもちゃじゃない」
「みんなにも迷惑がかかるよ」
と子どもに優しく注意しました。

それどころか、
「実はお兄さん、ガチャガチャが好きでさっきもやってきたんだけど」
「これあげるね、これなら押してもいいよ」
と子どもにおもちゃの降車ボタン装置を笑顔で渡しました。

こわばった顔をしていた子どもは、たちまち笑顔に。

青ざめていた母親も反省したのか、
「すみませんでした」
と男性と乗客に向かって謝ってくれました。

強面男性の優しさで、みんながほっこりしたそうです。

ltnライター:一瀬あい