これは筆者の高校時代の友人K美のお話です。郊外のマンションで生活していたK美は、隣人のNと良い関係を築いていると思っていました。ところがあるきっかけから、Nの怖~い素性が見えてしまったのです。
なぜ自分の家のことを知っている?
K美はNが旦那さんの浮気のことを知っていることに恐怖を感じたと言います。関係修復中だった旦那さんにも相談してみると、やはりおかしいという結論に至ったそうです。
確かにK美の住んでいるマンションは賃貸だったので、上下左右の家の生活音などは普通にしていました。静かな時間帯に話し声などが聞こえてくることはあっても、内容まではわからない程度だったと言います。
そこで旦那さんが知り合いに頼んで調べると、何とK美の家のコンセントから盗聴器が発見されたのです!
Nは盗聴の常習犯だった
思い返してみると、NはK美の家によく遊びに来ていました。トイレなどに立ったときにNが1人になる時間もあったため、K美はNの仕業だと確信したそうです。
旦那さんと一緒にSNSなどを調べてみると、どうやらNは裏アカウントで盗聴した内容などを投稿し、仲の良いふりをして聞いた話を、おもしろおかしく書いている常習犯であることがわかりました。
Nのおかげ(?)で関係修復
普段の様子と全く違うSNSの投稿内容は、K美にとって恐怖でしかなかったそうです。盗聴器が見つかったことは不幸中の幸い。旦那さんと相談して、すぐに引越しを決めました。
『雨降って地固まる』とはこのことで、Nへの対応を相談し合っているうちに、旦那さんとの関係は修復に向かったそうです。
何気ない顔で仲良しの振りをしながら他人の家を盗聴する……心配してくれるのはありがたいですが、盗聴器はありえませんよね。Nとは今後一切会いたくないとK美は気持ち悪そうに話してくれました。
ltnライター:RIE.K