誰からも好かれるかわいらしい新人パートのA子。優しくて人柄もよく、すぐに馴染んでくれて、楽しい仲間ができたと思っていたのですが……。しばらく経ったある日、A子の凄まじい本性を知ることになったのです。知人から聞いた話を紹介します。

店長と2人だけが知る仕掛け

店長は
「あまり従業員を疑いたくないんだけど……」
「あなたとは長い付き合いだし信頼しているから伝えたけど、これは内緒ね」
と言いながら、レジの防犯カメラにレジ担当者が写るように、向きを変えました。

知人が夜のシフトに入っている日に店長と少し残業をしていた時の出来事なので、他のパートは誰も知りません。

それから1週間後のレジのお金が合わない日、店長は防犯カメラの映像を確認しました。そこにはなんと、A子がレジからお金を盗んでいるところがはっきりと写っていたのです。

店長がA子に映像を見せると、A子は猛烈に激怒。
「こ、こ、これは、捏造です」
「私はやっていない!」
「誰かが私を陥れようとしている」と、大きな声で主張していました。

激怒したA子が立ち去るその時!

「隠し撮りとか怖いし、こんなお店ではやっていけないので辞めます」と啖呵を切り、着替えと身支度を済ませて店内に戻ってきました。勢いよく店を出ようとしたその時、店長が!

「その醤油、返してもらえますか」

なんと、A子のカバンから醤油の1リットルボトルがひょっこり顔を出していたのです。店長は醤油を取り上げ、A子はみるみる鬼の形相になり「なによ!」と叫び、出ていきました。

人は見かけに寄らないと実感しますね……。

ltnライター:鈴木まさ美