知人女性の娘は、10歳でバレエのレッスンに通い始めました。そんな知人女性に対し、同じ教室に娘を通わせるママ友は「小学生じゃ遅すぎるわ」と否定的な言葉を投げかけてきました。今回は知人女性から困ったママ友エピソードを聞いたお話です!

怒り狂うママ友

しかし、送迎でバレエ教室を訪れたママ友が、この結果に異議申し立てを行いました。残念ながら、ママ友の娘は上級クラスに選ばれなかったので、ママ友は納得いかなかったのです。

「こんなの、おかしい! だって、うちの娘は2歳から週6日、バレエに打ち込んで来たのよ!? どうして始めて1年の娘に負けなきゃいけないの!」
そんな風に怒り狂うママ友に、教室の先生達も正直、困り果てていました。するとそこで、ママ友の娘が口を開きます。

「ママ! 恥ずかしいからやめて! あの娘は私から見ても、本当に上手だったから仕方ないよ! それに私は本当にバレエが好きだから、この悔しさをバネに頑張れる。ママは黙ってて!」
娘の真摯な訴えが響いたのでしょう、ママ友もさすがに、それ以上の抗議は行いませんでした。

それから教室に来にくくなったママ友の代わりに、彼女の夫がママ友娘の送迎を行うようになります。悔しかった気持ちはわかりますが、バレエの舞台は神聖なものですから、親のエゴを持ち込むのは御法度でしょう。

ltnライター:六条京子