マッチングアプリで出会った男性との夢のようなデート。「大事な話がある」と言われて、バラ色の気分でいたら? まさかの蛙化現象が起きた私の体験談をお届けします。
マッチングアプリでの出会い
これは晩婚だった私が、独身だったころのお話です。
結婚を夢見て、初めてマッチングアプリに挑戦してみました。
そこで出会ったのは、同世代の爽やかイケメンでした。
好きな音楽や本がよく似ていて、電話で話しても心地が良い相手でした。
「これは大事に温めたい関係だな」と思った私は、メールや電話のやりとりに、ゆっくりと時間をかけました。そして、「話が合うから、一度会ってみようよ」という相手の言葉に、ようやく会うことを決めたのです。
そして緊張の初デート!
その日は、彼が車で迎えに来てくれることになっていました。
念入りに化粧をし、新しい洋服を身につけて、私はドキドキでした。
現れた彼は、やはりイケメンで爽やかでおしゃれな人でした。カジュアルな服装に、ニット帽をかぶっていました。
そのまま、美しい夜景を眺めに、ドライブへ。
初めて会ったとは思えないほど会話が弾み、「ずっとこの人と一緒に居たい」と、私はうっとりしていました。
ドライブの後は予約してくれていたレストランへ。
美味しくて内装も素敵なお店。ここを選んだ彼のセンスにも、惚れなおすのでした。
「大事な話がある」……コレは!
食事も終盤になった頃、「実は、大事な話があるんだ」と話を切り出されました。
大事な話! そんなの1つしかないでしょう!?
姿勢を正して、彼を正面から見据えました。
当然、交際の申し込みだと思い込んで、嬉しさを隠せませんでした。
ところが!