はじめてできたママ友
「ママ友はいらないかな」
そんな風に考えていたAさんでしたが、娘が幼稚園に通い出したのをきっかけに徐々にママ友らしき人ができてきました。
そしてLINEを交換し、ママ友グループの連絡手段として使うことになったAさん。しかし、Aさんが加入したグループLINEは困ったボスママが仕切っていたのでした。
グループLINEの困ったルール
ママ友とLINEを交換し、グループLINEに入ることになったAさん。最初に驚いたのは、LINEのやり取りが活発で通知音がたくさん鳴ることでした。
LINEの内容はたいしたことのない報告が多かったけれど、グループの皆が反応をしていて無反応は許されないような雰囲気でした。実際にAさんが黙っていると、ボスママが「Aさんちゃんと見てる〜?」とメッセージを送ってくるのです。
Aさんは面倒に感じながらも、誰かからのメッセージには反応するようにしていました。
LINEに振り回される日々
LINEを交換した日から、Aさんの生活はスマホ中心になってしまいました。ママ友LINEに反応するために、ずっとスマホを握っていなければならず疲れ切っていました。その上、可愛い盛りの娘の話を適当に聞き流してしまっていたんだそう。
しかも、こんなにも頑張っていたのにボスママに会うと「LINEの返信が遅い」と注意されてしまいます。
ボスママが言うには「ママたちの世界は情報が何よりも大事! だからすぐに返信しなくちゃダメなのよ」だそうなのです。
やーめた! グループ抜けてスッキリ
ある日、スマホを握りしめながら夕飯を作っていたAさん。何だか急にバカらしくなって、グループLINEから抜けてみました。
すると、うるさかったスマホは静かになり、静寂が訪れたのです。情報が入ってこなくなると困ると思っていたけれど、たいした情報なんか入ってきたことはありません。スマホに振り回されるより、娘をしっかり見てあげられる方がいい、と吹っ切れました。
翌日、ボスママはものすごい勢いでAさんに注意をしてきましたが、Aさんは「すみません。情報交換よりも目の前の娘の方を大事にしたいので、抜けさせてもらいました」で乗り切ったそうです。
Aさんが抜けたことをきっかけに、他のママ友たちも次々とグループLINEを退出しているよう。
ボスママの自己中心的なルールが辛かったのは、Aさんだけではなかったようです。
ママ友付き合いも大切ですが、無理は禁物ですよね。
ltnライター:安藤こげ茶