子育て世代にとって、孫が大好きで積極的に孫育てに関わってくれる祖父母の存在はありがたいですよね。しかし中には、古い価値観や行きすぎた教育観で孫を苦しめる祖父母もいるようです。今回は、私の身のまわりで起きた、元教員の姑から高すぎる理想を押し付けられた一家のエピソードをご紹介します。

孫のストレスも限界! ついに反撃された姑

ある日、姑がいつものように赤鉛筆片手に宿題をする孫の横に張り付いていたとき。

孫が計算ミスをすれば「こんな簡単な問題間違えて恥ずかしいわ!」と怒鳴ります。

漢字練習では「トメ・ハネが適当! やり直しなさい」と何度も書き直しをさせます。

そのとき、孫が「うるせぇな! そんなに文句あるなら、明日からばあちゃんが学校行けよ!」とブチ切れ、持っていた鉛筆を真っ二つに折って姑に投げつけたのです。

毎日、宿題のときに監視されて小言を言われ続けてきて、孫のストレスも限界だったのでしょう。

息子夫婦と絶縁。孫育ては、ほどほどに……

姑はすぐに、孫から暴言を吐かれた! と怒りの電話をかけてきました。

しかし、夫は「どう考えても母さんが悪い! 息子は、おばあちゃんに会いたくないって言ってるから」と姑をあしらってくれました。

もちろん孫は、その日からおばあちゃんが大嫌いになり家にも寄り付かなくなったそうです。

事前に息子夫婦としっかりと話し合っていれば、絶縁トラブルには発展しなかったかもしれません。

孫が可愛いのは分かりますが、孫の意思を尊重し、子育ての主役は親にあることを心に留めてほしいと思いました。

ltnライター:広田あや子