霊感がない人でも、1度か2度は不思議な経験をしたことがあるのではないでしょうか? 案外、怪異は普段の生活の中にさりげなく潜んでいるものなのかもしれませんね。というわけで今回は友人が体験したエピソードをお届けします。
中古マンションで起こる奇妙な出来事
友人のA子は、2人目の子どもが生まれたのを機に中古のマンションを買って引っ越してきました。
それほど古くはない普通のマンションなのですが、なぜかA子の部屋では不思議なことが時々起こります。
とは言っても、窓も開いていないのにカーテンが勝手に揺れたり、誰も通っていないのにセンサーライトが点灯したりする程度で大した実害はありません。子どもも怖がっている様子はないので、楽観的な性格で霊感もないA子はあまり深く気にしていませんでした。
ある夜、子どもと寝ていると
子ども2人がまだ小さいため、仕事で朝が早い夫は別室、A子は子どもと一緒に和室に布団を敷いて寝ています。
ある夜、ふとA子は寝苦しくて目を覚ましました。
そして暗闇の中うっすらと、自分の隣に寝ている子どもが布団を被っていないことに気付きました。
A子は半分寝ぼけながら子どもに布団をかけて背中を撫で、「よしよし、いい子ね、ゆっくりおやすみ……」と声をかけました。
すると、その瞬間にその子はフッと消えていなくなってしまったのです!