たとえ夫婦でも、隠し事の1つや2つはあるもの。相手への恨みを長年抱えていてもおかしくはありません。今回はモラハラ夫に制裁を下したエピソードを知人が聞かせてくれました。
モラハラ夫につのる恨み
知人のAさんは50代半ばの女性。パートをしながら家族を支える主婦です。
Aさんの夫は典型的な亭主関白タイプで、長年Aさんはそんな夫に尽くしてきました。しかし、年々横暴さを増す夫の言動に、Aさんの恨みはつのるばかり……。
先日Aさんの夫は定年退職を迎え、お祝いに部下を招いて家でもてなすことになったのですが、その席でも夫はAさんのことを「本当にコイツは何もできないし、世の中のことを知らない」と貶しました。
その場では愛想笑いしていたAさんでしたが、あまりの言い分にこれまで張り詰めていた糸がプツッと切れてしまったといいます。
「どこいった?!」夫を残し妻が失踪
翌朝、夫が目を覚ますとAさんがどこにもいません!
リビングには「しばらく帰りません。1人でやってみたらどう?」と置手紙が。
夫はもちろん「勝手なことをしやがって!」と激怒してAさんに連絡しようとしますが、携帯も繋がらず、手がかりもなく、なすすべもありませんでした。
右も左も分からない夫
その日から夫の1人暮らしが始まりました。
Aさんのことを見下していた夫でしたが、いざ1人になってみると何も分からないことに気付き困惑……。
洗濯や掃除もしたことがないので家はどんどん散らかっていき、料理ができないのでコンビニで買ってばかりいると胃痛がしてきました。
さらに、月末には光熱費などの請求書が届きましたが、夫はATMも使ったことがない上、振り込み方法も分からず、銀行でも恥をかく羽目に。
自分の無力さを突きつけられ、困窮していると、やっとAさんからメールが届きました。