こんなケチな人見たことない!
友人A子は二十代の前半で結婚。一男一女を授かり、幸せな家庭を築いていました。
しかし一つ大きな問題が! それはものすごくケチな姑の存在でした。
●子ども達が小さい頃、レストランでジュースを頼もうとすると「水でいい!」と断る
●年齢に関係なく、お年玉・入学祝・進学祝い・卒業祝いは一律1,000円
●プレゼントはすべて『自分の使っていた物』か『買ったけどあまり使わない物』のどちらか
●賞味期限切れの食品も絶対に捨てない(自分は食べず誰かに食べさせている)
A子から聞く話はどれも驚くものばかりでしたが、A子はあまり事を荒立てたくないと距離感を持ってお付き合いしていたそうです。
孫の結婚なのに……
A子の息子のB君が、結婚をすることになったときのことです。
A子の両親は手放しに喜び、十分すぎるほどのお祝いを包んでくれました。
しかし姑のT子は「結婚式挙げるなんて贅沢じゃない?」とお祝いを出すことを渋ったそうです。
見かねたA子は「お祝いは結構です。ただBの結婚自体は祝ってやってください。」と伝えました。
その後、夫からも話をしてくれたおかげか、姑のT子も渋々お祝いを包んでB君に渡したそうです。
しかし、結婚式に出席するのはお金がかかるから……と披露宴は出ず。
親族の欠席という事態になりました。
思わぬ孫の離婚にケチケチ姑は……
三年後、B君は奥さんの不倫が原因で、離婚することになりました。
離婚までにはさまざまな出来事があり、B君は心身ともにボロボロの状態……。
一人にしておくのは心配だということで、家を引き払い実家へ戻ってきました。
B君の離婚に過剰反応したのは、何と姑のT子!
A子の家に押しかけては、離婚原因を根掘り葉掘り聞きだそうとしていました。
そんなある日、突然A子の家にやってきた姑のT子は驚くべきことを言い出します。
お祝い返してくれない?
「結婚式の時に包んだお祝い、返してくれない? 結婚生活のためのお祝いだったけど終わったんだし、もう必要ないでしょう?」
A子はこの言葉に『ブツッと音がした気がする』というほど、頭に来たそうです。
姑のT子を家から追い出し、もう二度と付き合わないと決めました。
まとめ
後日A子は姑のT子が渋々払ったお祝い10万円を、貯金から引き出し、耳を揃えて返したそうです。
これで貸し借りなし……A子は姑のT子にも、今後は一切付き合うつもりはないと宣言しました。
A子の夫も孫に対する自分の母親の態度に呆れ、実家には寄り付かなくなったそうです。
節約は美徳かもしれませんが、度を越えたケチケチ精神は、ときに周囲とのトラブルにまで発展することをA子の姑は思い知ったことでしょう。
ltnライター:RIE.K