自分の子より優秀な子は邪魔
同じクラスの子が絵画コンクールで最優秀賞を取った時のことです。その時、Bちゃんは入選だったのですが、それにAさんが激怒したんです。
「あの子の絵のどこがいいのか分からない。関係者が親戚なんでしょ。インチキしているのよ」
Aさんは、取り巻きのママたちに文句を言い続けます。さらに「あんなインチキするような子とは関わらない方が良い」と、その子を徹底的に無視させるように指示しました。
取り巻きのママたちも、自分の子に「あの子と関わらないように」と注意したため、やがて最優秀賞を取った子は孤立してしまいました。
自分の子がトップを取るため
これは絵画コンクールに限ったことではありませんでした。
Aさんはバレエの発表会で配役に不満があると、Bちゃんより上手な子をターゲットにして、また変な噂を立てたんです。結局、ターゲットにされた子は、教室をやめてしまいました。
Aさんは自分の子がトップを取るためなら手段を選ばない、とんでもないモンスターママだったんです。
その結果、多くの保護者達は、Aさん親子を避けるようになりました。同じバレエを習うにしても、Bちゃんがいたら教室を変えるなんてこともあったほどです。
一番の犠牲者は子供
しかし、Bちゃんはいたって普通の女の子。Aさんと違い、高飛車でもなければ、どちらかというと控えめな性格です。
それなのに「Bちゃんと一緒にいると、Bちゃんママから怖い目で見られる」などと言われ、Bちゃんは友達をなくしてしまったんです。
悲しい思いをしたBちゃんは泣きながら、授業参観の後に、他の保護者たちがいる前でAさんにこう言っていました。
「習い事なんかより、本当はみんなと遊ぶ時間が欲しかった」
この訴えにAさんは「くっだらない」と返し、すぐにBちゃんを習い事へ連れて行ってしまいました。
まとめ
Bちゃんにとって大切なのは友達と過ごす時間だったのに、全て習い事に費やされた挙句、友達を失ってしまったのは、あまりにもかわいそうです。
親のエゴを押し付けて、子供を巻き添えにするのは、絶対に避けなければいけないこと。お金はあっても心が貧しいと、Aさんのようになるのかもしれません。
ltnライター:はぴまる