避けては通れない親の介護に老後の面倒。スムーズに話が進むこともあれば、身内で激しく揉めたという話も聞きます。今回は、筆者の知人から聞いた、難しい義両親の老後問題でひと悶着あった話をご紹介します。

遠方に住む義母が骨折!

私は都内で夫と娘と暮らしています。娘は大学を卒業して無事就職も決まり、1人暮らしをすることに。子育ても一段落してほっとしていた矢先、義母が骨折したと義父から連絡がありました。入院することになったというので、これは大変だと夫と駆けつけました。

義実家は飛行機の距離にあり、行けたとしても年に1回程度。年老いていく義両親を気にはしていましたが、義実家の近くには義妹家族が住んでおり安心していました。

義実家の近くには義妹一家が

義妹には4人子供がおり、上は社会人、1番下はまだ小学生。うちは1人っ子なので、我が家に比べると子育てに追われ大変そうだなと思っていました。

そんな中、義両親は義妹の子供たちをとても可愛がって面倒を見ていました。保育園の送迎や習い事の送迎と付き添い、義妹夫婦はとても仲が良く2人で出かけることが多かったんですが、そんなときも義両親が快く預かっていました。
「私達は仕事が忙しくてなかなか子供たちと遊んでやることができんかったからね」と話す義両親を見て、こんなに子育てのサポートをしてくれるなんて……と羨ましく思ったこともあります。

横柄な態度の義妹にもやもや

義実家に到着すると、すでに義妹夫婦も来ていました。その夜、付き添いから戻ってきた義父も加わり、義母が退院した後の話し合いをしたんですが……。

「お父さん働いてないんだから時間あるでしょ? ヘルパーさん使うとお金かかるし、お願いね!」とぴしゃりと言い放つ義妹。
その上、「孫の世話も変わらずやってね! 私こんなことで仕事休めないし」と。
あまりの傍若無人っぷりに思わず固まりました。

義父は、「まぁ、なんとか頑張ってみるかな」と話していましたが、私と夫の顔は曇っていきました。

傍若無人な義妹に義父が一喝!

その流れで老後のことにも話が及んだんですが、義妹からさらにトンデモ発言が飛び出したんです。「老後は長男が親の面倒みるのが当たり前でしょ? そっちに引っ越すか、こっちに帰ってくるか? あ、施設代払ってくれるのでもいいよ?」さすがに夫も義妹の自分勝手な発言に怒り口喧嘩のようになってしまいました。

すると、それまで笑顔だった義父が机を叩いて義妹を一喝!
「これまで散々孫の世話を押し付けておいて、なんて言い草だ! 俺と母さんの苦労を考えもせず、感謝もしない。やってもらって当たり前だと思うんじゃない! お前になど世話にはならん!」

その後慌てて義妹夫が仲裁に入っていましたが、それ以降ギクシャクしているそうです。

Itnライター:karira