友人の新居にお邪魔するのは、楽しいイベントだったはずなのですが……。
家を購入したことが嬉しすぎるあまり、マウント祭りになってしまった友人のお話です。

新居のお祝い

先日、友人のAから新居を購入したからぜひ遊びに来てほしいと連絡をもらい、夫と2人でお邪魔することにしました。

広々とした敷地で、とてもステキな一軒家です。

わいわい言いながら楽しく見学させてもらったあと、夫たちは庭を見に行き、私はAと昔話で楽しんでいました。

マウント祭り

ただ、話の内容が少しおかしい。

「〇〇は、まだ賃貸に住んでいる」
「〇〇の家は、たいしたことがない」

というような、家マウントトークばかりでした。
買ったばっかりで浮かれてるのかもしれませんが、正直不愉快でした。

さらに悪いことに、次は私がターゲットになってしまいました。

A「あなたも家買ったって言ってたけど、場所はどのあたりなの?」

私「〇〇だよ。」

A「あぁ、そうなんだ。そこってあまり……ねぇ?」

あまり、なんだよって思いました。

その後も家の広さやお風呂、キッチンなど根掘り葉掘り聞いてきましたが、面倒くさいので適当にごまかしていました。

すると、「安いんだ」と勝手に脳内変換したAは、
高い家がいかにいいかを自慢し、うちを遠まわしにバカにしてきました。

腹が立つというよりも、浮かれているとはいえ、仲が良かったのにこんなこと言われるのかと、私はショックを受けていました。

立場逆転

そこに夫たちが談笑しながら戻ってきました。

戻ってきて早々、A夫が「私さんたちの家の話、知ってた?」とAに聞いてきました。

A「えぇ、聞いてるわよ」

A夫「すごいよな! 〇〇に住んでるなんて憧れるよ! お風呂もキッチンも俺たちじゃ手の届かないものでうらやましい! 今度遊びに行っていいですか?」

Aがぽかんとしていました。

私「ぜひ、いつでも来てください」

そう、Aはバカにしていましたが、そもそもうちは相場よりも高い家を買っていました。車を買わない代わりに、家にはお金をかけました。

Aはおそらく土地勘もないのに、イメージで決めつけでバカにしていたようです。

そのあとおとなしくなったAは、後日「浮かれすぎていた」と謝罪の連絡をくれたので、今でも友だちです。

嬉しいと浮かれてしまうこともあるでしょうが、ほどほどにしないとな、と思ったお話でした。

ltnライター:橘るい