これは私の友人が体験したお話です。大病を患ってしまった友人は、闘病中に夫に不倫されてしまい……? ありえない夫にどう反撃したのか、友人Kから聞いた話をご覧ください。
思いもかけない大病
私の高校時代の友人Kは、とても元気な女性でした。運動部の主将を務めるような抜群の運動神経と、弾けるような明るさが魅力で、周囲は彼女からいつも元気をもらっていたものです。
しかし結婚・出産と年月を重ね40代半ばに差し掛かったとき、彼女を大きな病が襲いました。乳がんです。
Kは以前から少し自覚症状があったそうで、わきの下に痛みが出て病院へ行ったときは、ステージⅢの状態。すぐに入院・手術を行いました。
つらい闘病生活・それでも夫は……
Kは退院後も通院しながら抗がん剤の点滴や放射線の治療を受けていました。「手術が一番楽だった」というほど、治療はつらいものだったそうです。
Kの母親や妹が生活をフォローし、何とか治療がうまくいくようにサポートしていましたが、Kの夫はそんな大変な時にあろうことか浮気をしていたのです。
友人からの密告
Kの夫の不倫を教えてくれたのは、以前の同僚でした。Kと夫は職場結婚。Kが退職した後に入社した女性と噂があり、社内でも有名だというのです。
その同僚はひどく憤慨していて、そんな大変な時に浮気をするようなゲス夫と相手の女に対し慰謝料を請求しろとKにアドバイスしたそうです。
つらい治療に耐えながら家事・育児を担ってきたKにとって、夫の裏切りは心底許せないことでした。