少しでも安くお弁当を買いたいという方も多いですよね。これは作者の友人が閉店間際のスーパーで目撃した、見切りの半額弁当がどうしてもほしいお客さんのお話です。

行きつけのスーパー

私にはよく行く、行きつけのスーパーがありました。
そのお店は、大体、値下げシールを貼る時間が決まっていて、
その時間帯に行くとお買い得商品が必ずといっていいほど買えます。

そのため、足繁く通っていました。
家からは遠いですが、雨の日などは見切りのお肉などが売れ残っていて、買える確率が高いのです。

お弁当争奪戦を目撃

私が欲しいものは、生鮮食品の値下げ品ですが、見切り品のお弁当狙いで来ていた人もいました。

時間的に余裕があるお客さんは、携帯をいじったり、お客さん同士で会話をして、
ナイトマネージャーが半額シールを持ってバックヤードから出てくるのを待っているようです。

2割引きでは手を出さず……

できることなら2割引きより、5割引きの商品の方が欲しいですよね。なので、2割引きでは手を出さず、半額シールを待っていました。惣菜コーナーの前はそんなお客さんで人だかりができていました。

ただ、問題もあったみたいで、2割引きのシールのついたいくつかのお弁当をカゴに入れて
その場に立ち尽くしている女性がいたんです。
その女性のしていたことが後に、問題になりました。

ナイトマネージャーが出てきて、半額シールを貼り出した際に、カゴから2割引きの商品を取り出して「貼ってちょうだい」と言い始めたのです。

店側は貼り紙を余儀なくされた

そんな光景を目にすることが多々あって、
遂に店側は、お弁当コーナーに貼り紙をしていました。
貼り紙の内容は「公平のために、お客様が長い時間取り置き、カゴから出した商品には値下げシールは貼れません」とのこと。

そんな貼り紙が出てから、その女性の姿を見かけることはなくなりました。
普通なら、陳列されている商品に値下げシールを貼っていくわけですから、
お客さんがカゴから出して「これも値下げになるよね?」は余程のことがない限り、
無理ですよね……。

ltnライター:サンマ雲