誰しも朝はゆっくり寝ていたいものですが、旦那のお弁当を作ったり、洗濯をしたりと忙しいのが主婦。そんなとき、義姉は楽をしたいばっかりに義妹にあたる私に「うちの旦那のお弁当も作って!」と無茶なお願いをしてきました。
さらには姑まで参戦してきて……。私が体験したありえない義姉話をご紹介します。

母屋と離れに住んでいます

私は毎日早起きして、旦那のために手作りのお弁当を作っていました。
私たち夫婦は、夫の実家の離れに住んでいました。母屋には長男夫妻と姑が住んでいて、目と鼻の先に姑も義姉も義兄もいる生活でした。

義兄の分まで作りなさいって、ええー!?

旦那のお弁当を作り始めて、半年が経過した頃でしょうか。
義姉が突然、無茶ぶりをしてきました。

「お弁当ひとつ、作っているんでしょ? だったら私の旦那の分、つまり、あんたの義兄の分も作りなさいよ。」と上から目線で言われました。

「ええーっ!? なんでそんなことしなきゃいけないんですか?」と咄嗟に反論。朝はバタバタと忙しいく、旦那のお弁当もやっとの思いで作っています。

すると、姑まで出てきて、「いいじゃないの。どうせ同じ具材でできるんだから、作ってあげなさい」と言われてしまったんです。

姑までグルらしく

どうやら、この件は姑もグルのよう。2対1では、勝てません。私は渋々作ることにしました。

義姉は面倒くさがりやで料理や掃除が大嫌い。食事は外食やコンビニ弁当ですませていました。

姑もそれでよしとしていたみたいなんですが、いかんせん、それではお金がかかりますよね。
節約も兼ねて、私に義兄の分のお弁当を作らせる作戦だったようです。

腕によりをかけて作ってあげました

適当にお弁当を作って義姉に手渡してもよかったんですが、健康状態があまりよくない義兄がなんだかかわいそうになってしまって。
野菜中心のお弁当を作ってあげることにしました。

ほうれん草の胡麻和えや、カボチャの煮物、あとは、きんぴらごぼうなどを入れました。そんなに豪華ではありませんが、手作りの肉じゃがとかも詰めてあげていました。

そのお弁当は大好評で「弟の嫁はいいなぁ。弟は幸せ者だな。」なんて言われてしまうくらいに。
そうなると、義姉も面白くない様子。私が苦労するのを見たかったようですが、義兄があまりにも私を褒めるのが気に入らなかったよう。

ある日、「もう作らなくていいから!」と言われます。そのため、義兄のお弁当を私が作ったのはたったの半月のことでした。

ltnライター: サンマ雲